ワンダと巨像

「ワンダと巨像」は、2005年に発表されたPlayStation2 用のアクションゲームです。

 

舞台は古代ギリシャ風で、普通の人間が足を踏み入れる事の出来ない土地に踏み込んだ主人公が、ある少女を救うために、天上の声に従って、その世界に住む巨像十数体を倒していく、という内容です。

 

このゲームを始めると僕は病み付きになってしまい、ひと月ほどは寝る時間を惜しんで、夜中の2時ぐらいまで毎日プレイしていました。

 

もっともひきつけられた点は、巨像という人間をはるかに超える、畏怖すべき存在のようなものが大きく画面の前に立ちはだかる事です。

 

子供のころ、ウルトラマンやゴジラを見た時の感動ににていました。

 

僕の場合はウルトラマンと怪獣が戦うのが面白いのではなくて、巨大な怪獣が窓から覗きこんできて、窓ガラスを突き破って手を突っ込んで人間を掴もうとする、そういう現実には体験できないとんでもない出来事の迫力と映像の説得力に魅せられていました。

 

ワンダと巨像の感動はまさにそれと同じ種類の感動、それどころか襲われているのは自分自身なので、ウルトラマンどころではないほどに引き込まれてしまいました。もうひとつの面白さは、それぞれの巨像のキャラクターの多彩さでした。

 

このゲームは、巨像にしがみついて、巨像の弱点となっている光る刺青のような所を何度も剣で突き刺して倒すのですが、海を泳ぐ龍のような巨像との戦いは海にひきずりこまれ、空を飛ぶ巨像の時は落ちたら即死という恐ろしい高さで巨像に必死につかまりながら弱点まで這って進みます。

 

一体の巨像を倒すのに30分掛かりとなる事もざらなこのゲーム、現実ではありえない巨像が目の前にあらわれる体験は、他のゲームでは味わえないものでした。